MASTERWORLD−第三章(下)「愛は重い、友情も重い、約束も重い、思い出は軽い」

〜数分後〜

ラーゼン「雷耀石は譲るぜ、なにに加工する?」
ライ「俺が欲しかったブラストは『雷のリング』、だよ。」
ラーゼン「へぇ、じゃあちょっと天界を楽しんできなよ、明日には出来てるからさ。」
ライ「悪いな。」
ラーゼン「仕事だからよ。」

ライはそのまま工房を出て、町を探索していた。
誰も立ち入らないような廃ビル街にも足を踏み入れた。
??「ちょ、やめてくださいっ!」
男の声と女の声が交互に聞こえる。どうやら人攫いのようだ。
男の声「お前みたいな上もんは高く売れるからよぉ。俺たちのためを思って売られてくれねぇかな?」

??「嫌に決まってるでしょう!そんなの!」
ライは正義感がない。だがかよわい女の子が危険だと知れば躊躇無く首を突っ込むだろう。
ライ「何やってんだよ、昼真っから。」
??「そんな見てないで助けてくださいよぅ。」
泣き出しそうだったので普通に拳法を使い、男たちを文字通り蹴散らした。
??「ありがとうございます!あの、僕アルカスって言います、あなたの名前、教えてください!」

ライ「僕?」
アルカス「あ、僕はこう見えても女ですよ?」
ライ「あ、そうか。俺はライ、だ」
アルカス「ライ様ですね?」
ライ「様?(慣れてないからなんか変だな」
アルカス「僕、天界の王、アリディオスの直系血族でして、よく狙われるんです。」

ライ「へぇ、そうか。じゃあな。」
アルカス「ちょ、チョット待ってください!」
ライ「何だよ?」
アルカス「あの、好きです!」
ライ「展開が速いわ!でも予想はついとったわ!んでなんだよ!王様の直系血族の方がなんでこんな所にいるんだよ!なんで狙われるようなとこにいるんだよ!!」

ライは今までのイライラをすべてこの突っ込みではぐらかした。
アルカスのほうはキョトンとしていて、なんとも言えない表情だった。
男の声「見つけました!あいつです!」
ダンディーな声「やぁっと見つけたと思ったのによぉ、あんちゃん。邪魔してくれちゃってぇ。どうなっちゃうか、おじさんにもわかんないよぉ?いいのぉ?」

ライ「あ?人を助けるのは一般常識だろうが。それにあんたいい声してるんだからもっといい職があるはずだぜ?」
ダンディーな声「フッ…面白いこと言うじゃねぇかぁ。お前ら!蜂の巣にしろぉ!!!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガとマシンガンの銃声が聞こえてきた。
こんなもの、大気中の静電気を使い運動速度を0にすればいいだけの話だったのに。
ここで邪魔が入った、いや、邪魔な助けが入った。

ライ「アルカス!!」
アルカス「……・・僕は大丈夫ですから、にげ、てくださ…・い。」
ライ「できるかぁ!そんなことぉ!!!」
ライは大気中の電気回路を強制接続をして銃弾をすべて地面に落とした。
そしてアルカスを抱き、工房へと走りこんだ。

ライ「ラーゼン!ラーゼン!!」
ラーゼン「なんだやかまし…お前どうしたんだ!」
ライ「いろいろあったんだよ!いいから、治療してくれ!」
ラーゼン「くそ、めんどくさい!こんな忙しいときに!っておい!こいつアルカス様じゃねえか!お前どこまで行ってたんだ!まぁいい!そこの包帯とれ!」
ライ「これか!?」
ラーゼン「違うよ!なんでピンセットと包帯を間違える!」
ライ「ん、もう!これか!?」

ラーゼン「馬鹿!それ消毒液だよ!お前考えてないだろ!…ちょっとまて?え?なんだよこれ…!」
ラーゼンは驚きを禁じえなかった。なぜならアルカスの体に打ち込まれた無数の弾丸が、傷が、見る見るうちに消えていったからである。
アルカス「大丈夫ですか?ライ様。」
ライ「こっちの台詞だよ!」
ラーゼン「全くだ!んで、世界のお嬢様がなんでこんな場所にいるんだい?」
アルカス「そ、それは…」

―事情説明中―

ラーゼン「ふ〜ん、つまりアルカス様はその血族特有のスキル、超速再生によって助かったと。まぁ、ライにもいいところあるじゃんか。」
ラーゼンはニヤニヤしながら「ほら!邪魔だよ!行った行った!」みたいなふうにライたちを追い出した。
アルカス「じゃあ、どこ行きますか?」
ライ「あぁ、そうだな…っておい!いつから俺らは恋人同士になった!?」
アルカス「ついさっきですよ、ライ様、僕を抱きしめてくれたじゃないですか!」
ライ「あ、あれはつい突発的に…」
アルカス「そんな…ひどいっ!!」
ライ「だぁもうわかったわかった!どこに行きたいんだよ!」

アルカス「ホ、ホテr――」
ライ「馬鹿か?お嬢様相手にそんなおおそれたことできるわけねぇだろうが。」
アルカス「では――に行きましょう!」
ライ「――?どこだ?そこ。」
アルカス「ここですよ!」
ライ「へぇ、面白そうじゃん。」
アルカス「はい!大好きなんです!!」

――数時間後――

もう空は夕焼けに染まっていた。
アルカス「あぁ〜面白かった!」
ライ「だな。でも、もうそろそろやばいんじゃないのか?勝手に抜け出してきたんだろ?」
アルカス「あそうでした!やばいやばい。あ、そうだ!ライ様!」
遠くから呼び止められたアルカスの姿をみて、ライは今まで感じたことの無い感情に浸っていた。
アルカス「ライ君って、呼んでもいいで、す、かぁ?」
ライ「ライでいいよ。」

お得意の瞬間移動でアルカスの前に立ったライ。
その姿が魅力的だったのか、それとも夕日が当たっていたからなのか。
アルカスの顔もほんのり赤く染まっていた。
アルカス「――んっ、あ」
ライ「うごかないで、そのまま俺を向いたまま。」
そして彼らは、この絶好のムードのなか、キスを交わしたのだった。

〜翌日〜

ラーゼン「できたぜ、雷のリング。」
ライ「おう、サンキュー。またな。」
ラーゼン「ちょいまち!まだ金もらってねぇぜ。」
ライ「え?」
ラーゼン「雷耀石は譲るといっても、作るまで無料とは言ってないぜ。」
ライ「あぁ、そうか。…うぇっ!?こんなに?ぼったくりじゃねぇのか?」
ラーゼン「金がないなら、働いていってもらうぜ。」

また、ラーゼンがニヤニヤしながらライを引き止める。
だがライはそこまで悪い気分じゃなかった。
だって、愛を捧げてくれたあの人に、またいつでも会えるのだから。
とまぁ、ここまでがライの一人旅なのだが、そして長く旅をさせられた理由でもあるのだが。
ここで役者がそろった。
ライ、フウ、ブライ、古城メンバー、ファウスト、コール、罰口憂子。
この全員が一斉に引き金を引いた時、戦争が始まる。

MASTERWORLD−第四章に続く 著作「スープ」さん。

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昨日話した内容と違うけど

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