MASTERWORLD‐第十一章その3「未来構想図複製の仕方」

ほぼ互角。二人の実力はほぼ互角だった。「はぁ…はぁ…」「ふぅ…ふぅ…」二人とも息が上がり、体力もかなり消費している。「くっ―――ッおおおおおお!!!!!」ラヴナが突如咆哮を上げた。痛々しい叫び。悲痛の叫び。そして取り出したのは、グレネードランチャー。

正しくは、オールレンジ・ランチャーだ。その名の通り、全方位攻撃が可能の高性能なブラストだ。「でりゃああああああああ!!!!!!」放たれる音、爆音。死瑠璃の視界は、橙色に染まった。「くッ――!!」

放たれた無数のグレネードが、着弾するたび地面をえぐり、木々をなぎ倒した。しかし、死瑠璃には当たらない。「なッ――――なんなんだよおおおおおお!!!」またもラヴナが声を張り上げる。

「さっきからなんであたんねーんだよ!!おかしいだろ!!全方位だぞ?オールレンジだぞ!?なんで一発もあたらねーんだよぉぉ!!!!!」「仕方が無いでしょう…それが僕のフォトンの特性なんですから…」言って、死瑠璃は何かを始めた。綾取りのような動き、動作。

「なにやってんだよ…あそんでんじゃねぇよなめてんじゃねえよおおおお!!!」「遊んでなんかいないさ。アナタが見せてくれたから、僕も一つ、見せようとしているだけ」「?…何をだ」「殺人芸」「――――!!?」「完成。見てなよ…嵐雲=I」

ビッ、と突き出した両手には、何かキラキラ光るもの。言うまでも無い。糸だ。途端ラヴナは動けなくなった。そして気づいた。死瑠璃が後ろにいることを。ひゅんひゅんと、ラヴナを絡んでいく糸。「……」

そして、死瑠璃が何かをした。ぐっと糸をきつく搾った。「―――――なッ!?」ラヴナの体が宙を待った。突然に、唐突に。「嵐雲、十の目=vぴん、と、弾かれる音。「がはッ―――!?」同時にラヴナの体が弾かれた。

「二」、また弾け飛ぶ。
「三」、また弾け飛ぶ。
「四」、また弾け飛ぶ。
「五」、また弾け飛ぶ。
「六」、また弾け飛ぶ。
「七」、また弾け飛ぶ。
「八」、また弾け飛ぶ。
「九」、また弾け飛ぶ。

そして、「十」、高くラヴナは弾かれた。ラヴナは、何も抵抗もせず、堕ちた。「殺人技綾取り=vそれは、冷酷で、凄惨で、無情で、非情で、残忍で、最低で、最悪で、最強かつ静かな攻撃だった。「かッ―――ぐぅ・・クハッ」唸るラヴナに、容赦の余地なんて死瑠璃は感じていなかった。

「綾取りアパッチ・ドア=v見えない糸で、首を縛り骨をへし折る。綾取りをし終わった死瑠璃が、ラヴナの方向に向かう。見下ろす形で首にかける。そして終焉。「バイバイ」中指と薬指を同時に外し、きつく締められた糸は確実にラヴナをしとめていた。

が、しかし――――。「死瑠璃!!下がれ!!!!!」「―――!?」聞き覚えのある声に反応し、言われるがままに下がる死瑠璃。その0.5秒ほどの後の出来事。ラヴナの体が、爆発した。後も残らないほどの大爆発。死瑠璃はギリギリのところでかわした。そして、先ほどの声の正体。

死瑠璃の実の兄、鬱魅である。「うっちゃん――!!」「死瑠璃、お前は下がっているんだ。」「な、なんで!?」「お前の綾取り≠フ消費するフォトンの量は知っている。お前にしてでも限界なんだろ?」「―――くっ」

「悔しがるのもいいが、もっと危機感を持て。そうじゃないとすぐに殺されるぞ」「ぼっ、僕が殺されるわけないよ!これでも、うっちゃんよりは強いと思っているよ!?」「ふぅん、へぇ、そぉ。お前が、俺よりも強い。ねぇ」「…………」

「調子のんじゃねぇよ、俺を誰だと思ってやがる」あくまで笑顔で、そう答える。「X(ファイブ)のメンバー。クロウド=ブリュンヒルデだぞ」 「え?ちょっとまって…」死瑠璃は整理する。そして、「えええええええええええええええええええ!!!!?????」

びっくりするほどの大声を上げた。ちなみにXとは、世界の5つの戦い方をマスターした、いわば戦闘のスペシャリスト集団。その名の通り5人いるわけだが、その詳細はあまり語られていないため自分の息子でも分からない可能性がある。

ちなみに、古城のメンバーのNo.10、レオルドもXの一員である。このことは、まだ誰も知らないが。「わかったらさっさと下がってろ。もう立ってるのもやっとだろう」「う…うん」素直に受け止める死瑠璃。

「安心しろ、一瞬でケリをつける」「ちょっとまってうっちゃん。ケリをつける、って誰に?」「もちろん、本当のラヴナだ」「ほん…とうの?」「あぁ、そうだ。お前が戦っていたのはあいつの人形。ってとこかな」

後ろ向きで、死瑠璃に背中を見せるようにして言う。「まだまだだな。もっと精進しろよ」「くだらねぇ茶番は終わったかい?」笑いながら、いた。そこに、いた。黒い、露出度の高い装甲を身にまとい、狂気の表情で。本物のラヴナはそこにいた。

「やっと姿を出したか、悪いけど、弟の治療が待っているんだ。」無音。何も、何も無かったはずなのに。「なっ―――なんだ、と!?」「ボウガン、知らない?」右手を突き出していた鬱魅から、矢が、3本。3本ともラヴナの体を貫いた 。 「噛ませ犬役ご苦労様。だけど、もう終わりだよ」そして笑顔で言う。「手前が俺に、勝てるわけがねぇだろ」鬱魅が長けている部類は、射撃だ。ロングレンジでは比類なく、最強と呼ばれるだろう。射撃の腕にとっては、ブライとどっこいどっこいだが。

そして、鬱魅は次の目的。『コールの完全停止』を実行すべく、あの戦場へ向かった。もうすぐ、決着がつく。

「MASTERWORLD」最終章に続く 著作「スープ」さん。

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